富岡町長選、藤沢氏が立候補正式表明 「ソフト面を整備したい」

 

 8月5日の任期満了に伴う富岡町長選で、新人の会社員藤沢道徳氏(53)は22日、同町で記者会見し、無所属での立候補を正式に表明した。

 藤沢氏は「将来の担い手育成に向けて、民間企業の経験を生かしてソフト面を整備したい。企業誘致などをして、人を富岡町に集めたい」と述べた。

 藤沢氏は富岡町出身。早大社会科学部卒。1992(平成4)年に大手総合建設会社に入社。東京都内での勤務を経て、2016年10月に浜通りの復興関連事業を担当する現地事務所の所長に就任した。

 町長選を巡り、現職の宮本皓一氏(74)=2期=は現時点で立候補への態度を明らかにしていない。関係者によると、宮本氏は進退について慎重に検討しているという。このほか、別の新人の候補者擁立を模索する動きがある。