いわき市長選4候補、支持者を前に第一声 選挙戦がスタート

 

 29日告示されたいわき市長選には、3選を目指す現職の清水敏男候補(58)=2期=と、新人の宇佐美登候補(54)、内田広之候補(49)、猪狩謙二候補(59)の4人が立候補し、7日間の選挙戦がスタートした。各候補は市内各地で第一声を上げ、支持を訴えた。

【清水敏男候補】支所機能の充実へ

 東日本大震災の津波被災地のコミュニティー再生や自然災害に備えた支所機能の充実、人口減少社会を見据えたまちづくりに取り組む。新型コロナの感染拡大対策として国や県に働き掛け、病床を増やしてきた。医師会などと連携してコロナ禍を乗り越えたい。

【宇佐美登候補】自由な発想で政策

 医療・福祉のプロとして新型コロナの感染拡大の抑え込みを徹底する。感染者ゼロを目指すことが一番の経済対策だ。子育て環境の整備、ワクワクするまちづくり、災害対策も行う。しがらみのない自由な発想で政策を進め、いわきの未来を皆さんとつくっていく。

【内田広之候補】子育てや人づくり

 市長になって先頭に立ち、新型コロナの感染拡大を止める。市民が取るべき正しい行動についての情報が出ていない。市民の命を大切にする。防災や産業、医療の充実・発展と、子育てや人づくりのための仕事の確保に取り組む。行政経験と幅広い人脈を生かす。

【猪狩謙二候補】企業誘致で働く場

 ワクチン接種の加速や経済の立て直しなど新型コロナから市民を守ることを第一に考える。医療、教育、福祉、子育ての充実には経済が重要だ。人口減少を防ぐために企業誘致で働く場をつくるバッテリーバレー構想を実現し、いわきを笑顔あふれる街に変えたい。