現職・木幡氏が立候補を正式表明 福島市長選、選挙戦は流動的

 

 任期満了に伴い11月14日告示、同21日投開票で行われる福島市長選で、現職の木幡浩氏(60)=1期=は7日、市議会9月議会の一般質問で再選に向けた立候補を正式表明した。

 木幡氏は待機児童ゼロや教育環境の整備、まちづくりの前進を成果に掲げた上で「子育てや教育で選ばれるまち、仕事やにぎわい、文化の魅力あるまちをつくり、人口減少の流れを変え、真の復興再生を進める。次の4年間に全身全霊を傾けコロナを越えて希望の未来をつくりたい」と語った。

 木幡氏は飯舘村出身。原町高、東大経済学部卒。旧自治省に入り、岡山県副知事、消防大学校長などを経て復興庁福島復興局長を務めた。2017(平成29)年の市長選で現職と新人2人を破り初当選した。

 市長選を巡っては、木幡氏以外に候補者擁立の動きは表面化しておらず、選挙戦となるかは流動的な状況だ。立候補予定者説明会は24日に市役所で開かれる。