新人2氏、診療所改修や駅前開発争点 泉崎村長選・終盤の情勢

 

 任期満了に伴う泉崎村長選は17日の投開票に向け終盤戦に入った。届け出順にともに無所属で新人の元村議中野目正治候補(66)、元副村長箭内(やんない)憲勝候補(67)が、診療所改修や駅前開発の在り方などを争点に選挙戦を繰り広げている。

 中野目候補は村内全域にある後援会を基に組織戦を展開する。老朽化が進む泉崎南東北診療所の早急な改修などを訴え、支持拡大を狙う。

 箭内候補は村内企業などから支援を受ける。「住民の声に耳を傾ける村政」を掲げJR泉崎駅東口の優先的な開発を主張し、浸透を図る。

 投票率について両陣営は、今回と同様に新人だけの選挙戦となった2009(平成21)年の村長選と同程度の80%台と予想し、村内全域で票の掘り起こしを急いでいる。地盤でない村東部の瀬知房(せちぼう)地区や関和久(せきわぐ)地区での票の行方が当落の鍵となりそうだ。