桑折町長選、高橋氏...停滞許されない、斉藤氏...町の未来のため

 
(右から届け出順)子育て支援策の充実などを訴えた高橋候補、「町民の声なき声を聞く」と述べる斉藤候補

 任期満了に伴い20日告示された桑折町長選には、いずれも無所属で、現職の高橋宣博氏(65)=3期=と新人で前町議の斉藤謙氏(74)が立候補し、5日間の選挙戦に突入した。両候補はそれぞれ第一声を放ち、集まった支持者らに町の将来を見据えた政策などを訴えた。(届け出順)

高橋宣博候補 3期の実績アピール

 高橋宣博候補は選挙事務所前で第一声を上げ、「町民と心一つに災害からの復旧・復興から、町づくり創生を進めてきた結果、目指してきた桑折新時代が実感できるところまで来た」と3期12年の実績をアピール。「コロナ禍にあっても町づくりの停滞は許されない。今後とも子育て支援策をさらに充実させることで人口減少を食い止めていきたい」などと訴えた。

 【選挙事務所】桑折町字北町76
 【選対本部長】吉田良典

斉藤 謙候補 長期多選の是非問う

 斉藤謙候補は旧伊達郡役所前で第一声を放ち、「子どもたち、町の未来のために出馬を決意した。最後の最後まで戦い抜く」と決意を示した。現職の長期多選の是非や町立醸芳保育所廃止反対、多発する自然災害への計画的なインフラ整備などの公約を訴え「長期多選は聞く姿勢が足りなくなる。町民の思いをなくしてはならない」などと述べた。

 【選挙事務所】桑折町字西町75
 【選対本部長】熊坂典夫