福島県知事選、14日から「期日前投票」 郡山、いわき各17カ所

 

 知事選の期日前投票は14日から、県内59市町村選管が設置する計200カ所で順次始まる。投票日前日の29日までで、富岡、川内、大熊、双葉、浪江、葛尾、飯舘の7町村は原発事故に伴う避難や避難指示解除後も帰還できずにいる住民を考慮し、各自治体以外にも期日前投票所を設置する。

 郡山、いわき両市は市町村別でそれぞれ最も多い17カ所を開設。会津若松、郡山、いわき、南相馬、西郷の5市村は、ショッピングセンターなどの「商業施設」に計8カ所設置する。

 200カ所に加え、須賀川、田村、南相馬、下郷、柳津、浪江の6市町は、投票箱を積んだワゴン車が巡回する「移動期日前投票所」を設置する。このうち須賀川、南相馬両市は、各市内の高校に設け、若年層の投票率向上を図る。

 期日前投票者数は回を重ねるごとに増加しており、2018年の前回は過去最多となる28万1175人が行った。有権者の17.42%を占め、14年の約1.4倍に上った。

他の自治体に期日前投票所を設置する町村と会場