南相馬市議選 26候補訴え、現行定数で過去最多出馬 激戦の様相

 
届け出順を決めるくじを引く各陣営の代理人ら(画像の一部を加工しています)

 13日告示された南相馬市議選(定数22)では候補者26人が選挙カーを走らせ、20日の投開票に向け支持を求める声を響かせている。

 26人の立候補は現行定数になってから最多。前回より2人多く、激戦の模様を呈している。候補者の内訳は、地域別が鹿島区3人、原町区18人、小高区5人。政党別では無所属23人、共産2人、公明1人。男女別では男性24人、女性2人。

 立候補の届け出受け付けは市役所東庁舎で行われ、開始前までに集まった24陣営が届け出受け付け順位を決める抽選を行い、代理人らがくじを引いた。各陣営は手続きを済ませると、慌ただしく会場を後にした。

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故から11年以上が過ぎる中、各候補は復興に加え、少子高齢化対策や地域医療、子育てと教育環境の充実、雇用創出などの施策を前面に打ち出している。各候補の実績や政策が有権者にどのように判断されるかが注目される。

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