福島県議選に現職5人、新人1人擁立へ 共産県委員会1次公認

 

 共産党県委員会は24日、来年11月19日の任期満了に伴い行われる県議選の1次公認候補として、現職5人、新人1人の計6人を擁立すると発表した。

 現職は郡山市選挙区(定数10)に神山悦子氏(67)=6期、福島市選挙区(定数8)に宮本しづえ氏(70)=3期、いわき市選挙区(定数10)に宮川絵美子氏(76)=4期と吉田英策氏(63)=2期、伊達市・伊達郡選挙区(定数3)に大橋沙織氏(31)=1期=の5人。新人は須賀川市・岩瀬郡選挙区(定数3)に県南地区副委員長の丸本由美子氏(60)を擁立する。

 党県委員会は、県議会の6常任委員会全てに議員を送り出すために必要な6議席以上の獲得を目指す。同日記者会見した町田和史県委員長は「県民の命と暮らしを守るため、現有5議席の確保と議席増に向けて全力を尽くす」と述べた。

 神山氏は「国にはっきりものが言える県政を目指す」、宮川氏は「市町村を励まし支援する県政をつくる」、宮本氏は「県民の命と暮らしを守る県政にしていく」、吉田氏は「原発の無い社会の実現に向け頑張りたい」、大橋氏は「若い世代に寄り添った支援を強化したい」、丸本氏は「県民の立場に立てる県政づくりをしたい」と決意を語った。

 新人の丸本氏は鹿児島県出身。横浜女子短大保育科卒。1999(平成11)年に須賀川市議選で初当選し、5期20年務めた。