「比例復活議員は議論深め方向性」 自民・衆院小選挙区候補者

 

 衆院小選挙区「10増10減」に伴う自民党の候補者調整を巡り、西山尚利県連幹事長は21日の県議会議員会議で、県内選挙区の現職について「小選挙区で当選している議員についてはほぼ県連の意向に沿い、比例復活の議員については議論を深めながら方向性を出したい」とする党本部の方針を伝えた。

 県連は15日の選対委員会で、新1区が亀岡偉民氏(5期、比例東北)、新2区は根本匠氏(9期、現2区)、新4区は吉野正芳氏(8期、現5区)をそれぞれ候補者とする方針を決定。新3区については会津を拠点とする菅家一郎氏(4期、比例東北)と県南で支持を集める上杉謙太郎氏(2期、同)の現職2人の間で候補者を絞り込むのは困難と判断して決定を見送った。

 19日に西山氏が党本部で茂木敏充幹事長と会い、この方針を伝えており、茂木氏からは「比例復活の議員については議論を深めながら方向性を出したい」との回答があったという。