任期満了に伴い４月１８日告示、同２３日投票の統一地方選で行われる檜枝岐村長選で、副村長の平野信之氏（６６）が２３日、立候補を表明した。

　記者会見した平野氏は「人口減少対策と観光を軸とした経済基盤の確立を進めたい。愛する村への恩返し。子育て環境の充実や観光ＰＲ、Ｕターンの推進などで新型コロナウイルス禍から脱却する」などと語った。

　平野氏は檜枝岐村出身。喜多方工高（現喜多方桐桜高）卒。１９７５（昭和５０）年に村職員となり、観光課長などを歴任した。教育長を３期途中まで務めた後、２０１９年６月に副村長に就任し、現在１期目。

　村長選を巡っては、現職の星明彦氏（６７）＝１期＝が昨年の１２月議会で引退を表明したことを受け、候補者擁立を模索する動きが水面下で続いていた。ほかに立候補に向けた目立った動きはない。