福島県内全選挙区擁立へ 次期衆院選、維新が県総支部設立総会

 

 日本維新の会県総支部は27日、いわき市で設立総会を開き、次期衆院選での県内全選挙区への候補者擁立を目指す方針を確認した。また11月の県議選に向けて県内初の公認候補の擁立を決定した。馬場伸幸代表は県内の衆院選や県議選について「適格な候補者がいれば積極的に擁立を目指していきたい」とし、本県や東北での党勢拡大に意欲を示した。

 総会は非公開で開かれた。終了後の記者会見で、馬場代表は今回の県議選の候補者擁立を契機に「福島で(維新から)挑戦してみようという動きが出てくると思う。まず核をつくり、福島全体に動きを広げていきたい」と述べ、首長選や主要都市の市議選など県内各選挙への候補者擁立を目指す考えを示した。また本県での衆院選の野党共闘については「全く考えていない」とした。

 総会では、総支部長に井上英孝衆院議員(大阪1区)、幹事長に山口和之元参院議員が就任することを正式決定した。党の選対本部長代行も務める井上氏は「7月衆院選という見方も出てきた。スピード感を持って、福島に限らず全国全ての選挙区での擁立を目指す」と述べた。