「春季高校野球福島県大会」組み合わせ決まる 開幕は5月13日

 

 第75回春季東北地区高校野球県大会の組み合わせ抽選会は8日、会津若松市で開かれ、出場21校の対戦カードが決まった。上位2校は本県代表として6月7日から岩手県で開かれる東北大会に出場する。

 大会は13日に開幕する。あいづ球場(会津若松市)をメイン会場に、白河グリーンスタジアム(白河市)、みちのく鹿島球場(南相馬市)の3会場で行う。開会式は行わない。日程は前期が13、14日、後期が17、20、21日の5日間。20日の準決勝、21日の決勝はあいづ球場で行う。決勝は正午開始予定。

 支部予選で解禁された控え部員や保護者らによるマスクなしでの声出し応援は県大会でも認める。観客数の上限も設けない。

 抽選会では、支部予選を勝ち抜いた各校の監督らがくじを引いた。

 強豪ひしめくAブロック

 【展望】支部予選を勝ち抜いた21校が挑む。聖光学院が3連覇を果たすか、ほかが壁を破るか。ひと冬を経た各校の仕上がりが試される。

 Aブロックは強豪校が集まり、激戦必至。県中支部覇者の日大東北のほか、東日大昌平、光南、福島成蹊、福島商が入り、実力校同士の戦いから目が離せない。

 Bブロックは公立校が集う。支部予選を制した只見とふたば未来が上位進出を狙う。福島東は支部予選で接戦を制し勝ち上がった。郡山、白河も実力十分だ。

 Cブロックは昨秋の県大会覇者の聖光学院が総合力で上回っている。昨秋の東北大会出場の田村のほか、会津北嶺や帝京安積などが入り、上位を狙う。

 Dブロックは支部予選41得点と打撃力が光る学法石川が軸になりそう。昨秋の県大会4強で支部予選を制した平工は勢い十分。現校名で県大会初出場のいわき湯本の戦いぶりに注目だ。

 夏の前哨戦となる春の県大会。二つの東北大会出場枠を巡って白熱した戦いが繰り広げられることを期待したい。(熊田紗妃)

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