福島県勢2校きょう出陣 春季東北高校野球、開会式で堂々行進

 
(写真上)優勝旗を携え、行進する聖光学院ナイン(写真下)堂々と行進する日大東北ナイン=きたぎんボールパーク

 第70回春季東北地区高校野球大会は6日、盛岡市のきたぎんボールパークで開会式が行われた。試合は7~11日にきたぎんボールパークと岩手県花巻市の花巻球場で行われ、各県の予選を勝ち上がった14校が熱戦を繰り広げる。県勢は第1代表の聖光学院と第2代表の日大東北が出場する。

 7日は1回戦6試合を行い、県勢はいずれも初戦を迎える。聖光学院はきたぎんボールパークの第2試合(午前11時30分開始予定)で日大山形(山形第2代表)と、日大東北は花巻球場の第3試合(午後2時開始予定)でノースアジア大明桜(秋田第1代表)とそれぞれ対戦する。決勝は11日にきたぎんボールパークで行われる。正午開始予定。

 聖光「夏と同じ気持ち」

 開会式では昨年優勝の聖光学院を先頭に出場校が堂々と入場行進した。

 優勝旗を携えて入場行進した聖光学院の高中一樹主将(3年)は「夏と同じ気持ちで臨む。控えメンバーも含めたオール聖光学院で決勝まで戦いたい」と大会に懸ける思いを口にした。先週末の北海道遠征では、失策から失点を喫するなどプレーの一つ一つに甘さが見えたという。「遠征での気付きを東北大会に生かす」と気を引き締めた。

 日大東北「つなぐ野球」

 日大東北の長根碧泉(あおい)主将(3年)は「一戦必勝で一つでも多く勝ちたい」と闘志を燃やした。初戦の相手となるノースアジア大明桜(秋田)は投手力が強みと分析している。「打撃では自分が犠牲になってでも後ろに回すという意識をチームで徹底したい」とつなぐ野球で上位進出を目指す。

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