福島ユナイテッド、鳥取の守備崩せず無得点 サッカーJ3

 
【鳥取―福島】主将としてチームをけん引した福島のDF堂鼻=オールガイナーレYAJINスタジアム(福島ユナイテッドFC提供)

 サッカーJ3第8節ー。福島ユナイテッドFCは6日、アウェーのオールガイナーレYAJINスタジアムでガイナーレ鳥取と対戦し、0―1で敗れた。通算成績は2勝1分け4敗で順位は14位。福島は次戦の10日、ホームのとうほう・みんなのスタジアム(福島市)でツエーゲン金沢と戦う。午後7時開始予定。

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 【評】福島は鳥取の守備を崩すことができずに、2連敗を喫した。試合序盤からペースを握り、FW森のクロスなどから決定機をつくったが、相手GKやDF陣に阻まれた。後半は攻撃陣を入れ替えるなどして打開を図ったものの、試合終了間際の後半43分に守備の一瞬の乱れから先制点を奪われた。(熊田紗妃)

 猛攻実らず2連敗

 またも1点が遠い試合となった。福島は3試合連続の無得点。主将のDF堂鼻起暉は「前半は良い感じで攻めていたので、負けてしまって残念」と悔しさをにじませた。

 90分を通して主導権は福島にあった。シュート数は鳥取の5本に対して福島は13本。直近3試合を勝利から遠のいていた苦しい状況同士の両チームだったが、最後は少ない好機をものにした鳥取に軍配が上がった。

 福島は前半から、FW森晃太が左サイドを突破しゴール前にボールを供給するなど惜しい場面を何度もつくった。しかし、その度に相手GKのセーブやDF陣が立ちふさがった。堂鼻は「前半の好機を決め切れていれば違うゲーム展開や試合運びができたかもしれない」と振り返る。

 次戦はホームで昨季J2の金沢を迎え撃つ。「得点が取れれば雰囲気は変わる。良い準備をしたい」と堂鼻。まずは1点をもぎ取り、浮上のきっかけをつかみたい。

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