バスケB2【ファイヤーボンズ奮闘の10年】入場、売上高過去最高

 
ファンとハイタッチを交わす福島の選手。Bプレミア参入に向けて来季は成績と経営面での力が試される

 地域活動の強化が実結ぶ

 福島ファイヤーボンズは今季、ホーム戦の平均入場者数が過去最多となり、売上高も過去最高となった。「順調に支援が広がっており、集客も全社的に取り組んでいる成果が出た」。運営会社の福島スポーツエンタテインメントの西田創社長(41)は手応えを口にした。

 拠点の宝来屋郡山総合体育館(郡山市)を5千席以上備えたアリーナにする改修工事により、円谷幸吉メモリアルアリーナ(須賀川市)などでホーム戦が増えた中、ホームの平均入場者数は昨季よりも573人増えて2140人となった。
 今季は特に招待客を除いたホームの入場者数が伸びた。またスポンサー数も昨季の約410社から515社に増えたことから、過去最高の売上高となるのは確実で、7億円を超える見通しだ。

 今季は創設10年の節目。クラブの認知度を高める地域活動を強化し、実を結んだ形だ。「2日に1回以上の稼働」を目標に掲げ、小中学校へのボール寄贈やバスケットボール教室などの地域活動を展開した。今季は200回以上の活動を実施し、西田社長も「(学校での活動は)日本一やった。(地域と)直接の接点を作ったことが集客に効いた」と分析した。

 クラブは2026年から始まる新たなトップカテゴリー「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」への参入も目指している。参入基準は「入場者数4千人、売上高12億円、本拠地の収容人数5千人」などだ。

 「BプレミアをB2から狙うのと、B1から狙うのとでは(難しさが)全く違う」と西田社長が話すように、来季は試金石となるシーズンだ。現行リーグでB1昇格を狙うのは来季が最後。成績と経営を両立してB1に昇格し、Bプレミアへの架け橋にできるか。福島の力が試される。

 (この連載は津村謡が担当しました)

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