色鮮やかに3万株が咲き誇る 新地城跡、チューリップが満開

 
色とりどりに咲き誇るチューリップ=新地町・新地城跡

 新地町の新地城跡で約3万株のチューリップが満開となり、色鮮やかに咲き誇る花が訪れた人たちを出迎えている。

 城は1500年代に当地を治めていた相馬氏が築いたとされる。本丸とそれを囲う建物の配置が、わらなどで編んで作った雨具「みの」に似ていたことから、蓑首城(みのくびじょう)とも呼ばれたという。

 地元住民でつくる新地城趾会が史跡の保存と活用のため毎年チューリップを育て、管理している。今年は赤、白、黄色に加え、薄紫、オレンジなど約30種が植えられている。同会は29日まで、球根付きチューリップを販売している。時間は午前9時~午後4時。見物客には協力金として大人1人当たり100円以上をお願いしている。