末廣酒造が金賞、酒販店大賞を受賞 プロサケカレッジ

 
金賞と酒販店大賞を受賞した「嘉永蔵試験酒イ」を紹介する新城社長

 日本酒の成分分析値をテーマにした「プロフェッショナル・サケ・カレッジ2023プロジェクト」で、末廣酒造の「嘉永蔵試験酒イ」が高精白グループで1位となる金賞を受賞し、併せて新設された酒販店大賞(酒販店の評価による賞)も受賞した。

 同カレッジは酒販店や酒蔵などの業界関係者による成分分析値をテーマにした勉強会で、9月に東京農大で開かれた。金賞と酒販店大賞を受賞した「嘉永蔵試験酒イ」は県オリジナル酒造好適米「夢の香」を使用、甘みとまろやかな味わいが特徴で、同酒造が新ブランドの展開に先駆けて8月に開発した。

 同酒造の新城大輝社長は「本格展開の方針を決める酒の受賞は大変光栄。これを弾みに、冬の新ブランド展開に生かしていきたい」と話した。「嘉永蔵試験酒イ」は会津若松市内の酒販店で扱っている。問い合わせは同酒造博士蔵(電話0242・54・4548)へ。