クラフトビール醸造のホップジャパン（田村市）は楢葉町産のユズを使ったクラフトビール「柚子香る　Ｗｈｉｔｅ」の販売を始めた。新たな特産品として売り出し、商品を通じて町産ユズを発信する。１９日、本間誠社長が町役場に松本幸英町長を訪ね、報告した。

　同社は定期的に、県産果実を使ったビールを開発しており、楢葉町産ユズを使ったビールの醸造は３年目。昨年１１月に収穫した４０キロを搾り、爽やかな香りや味わいを楽しめる、すっきりとした一品に仕上げた。

　３３０ミリリットル６００円で、約１６００本の限定販売となる。オンラインストアや道の駅ならは、町内のスーパー「ブイチェーンネモト」のほか、町外のスーパーなどでも販売する。

　同社が交流サイト（ＳＮＳ）上でスケートの羽生結弦さんと「ユズ」をかけて商品をＰＲしたところ、昨年は販売開始から１週間ほどで完売する売れ行きだったという。