シラスやコメ、食器も...「浪江産尽くし」カフェ開業

 
浪江町に開業した「住箱カフェ浪江」

 浪江町は6日、JR浪江駅東駐車場のコワーキングスペース「ナミエシンカ」に「住箱(じゅうばこ)カフェ浪江」を開業した。浪江産を中心とした県産食材を使ったメニューを用意することで、人や企業がつながる場をつくり、地域に新たな価値を生み出すことを目指す。

 起業人材支援事業の一環で、住友商事(東京都)やスノーピーク(新潟県三条市)と連携した。住友商事がカフェの運営事業者を公募し、町内でおむすび専門店「えん」を営む地元の栃本あゆみさんが選ばれた。

 カフェでは請戸漁港で水揚げされたシラスやタコ、浪江産米などを使ったスープカレー、水素燃料電池車が供給する電気でいれた「H2ブレンドコーヒー」のほか、フルーツティーやソフトクリームなどを提供する。スプーンや皿などの食器には町内のバイオマスレジン福島がコメから製造したプラスチック「ライスレジン」を使っている。営業時間は午前11時~午後5時半。定休日は土、日曜日と祝日。