万博弁当に初の福島県産食材 「たむらのエゴマ油」採用

 
たむらのエゴマ油が食材に採用された万博弁当第2弾

 万博弁当第2弾に、福島県田村市の「たむらのエゴマ油」が採用された。県内の食材が万博弁当に使われるのは初めて。

 万博首長連合が全国の自治体から食材を集めた弁当で、調理学校などを運営する村川学園(大阪府)がレシピを考案した。全国39自治体の食材を使い、9種類のメニューを製作した。このうちたむらのエゴマ油は、肉みそに難波ネギとエゴマ油、ご飯と合わせた「難波葱(ねぎ)飯」に使われている。

 万博弁当第2弾は、11月30日に発表された。来年1月に大阪の村川学園本部で試食会が開かれる。

 たむらのエゴマ油は昨年、農林水産省による地理的表示保護制度(GI)に登録された。

 エゴマは田村市を含む阿武隈山地で盛んに栽培され、古くから郷土料理の食材として親しまれている。食べると寿命が10年延びるという伝承から「じゅうねん」とも呼ばれる。