乾麺「喜多方あがつ 地粉そば」発売 揚津地区代々の味...風味豊か

 
揚津地区の地粉そばをPRする斎藤会長(左)と蓮沼常務

 喜多方市高郷町の揚津グリーン・ツーリズム推進協議会が栽培したソバを使用した乾麺「喜多方あがつ 地粉そば」が、同市の県喜多方合同庁舎内の売店や甲斐商店で販売されている。

 同協議会によると、寒暖差が大きい標高300メートルの高地で栽培される揚津そばは風味豊かで香り高いのが特徴。揚津地区のそば打ち名人が代々受け継いできた味を100年先まで継承したいとの思いを込めて商品化した。耕作放棄地を耕して栽培されたソバを、乾麺などの製造を手がける朝日屋食品(同市)が加工した。

 同協議会の斎藤忠一会長は「揚津地区は小さな集落。乾麺を通して揚津地区の名を残していきたい」、朝日屋食品の蓮沼高志常務は「地域のソバ文化を残したいという思いが伝わる商品となった」と話した。

 価格は6束12食入りで2700円。今後、販売場所を増やしていく。問い合わせは同協議会(電話0241・27・8706)へ。