「常磐もの」たっぷりピザ マルト×ピザ職人開発、4種類商品化

 
三陸常磐ものを使ったピザ「福島プリマヴェーラ」(右)と「常磐ものカラマーロ」

 経済産業省などでつくる「ごひいき!三陸常磐キャンペーン」実行委員会は22日、いわき市で本県産の海の幸や農産物、小麦を使用したピザ4種類の販売を開始した。スーパーを展開するマルトと日本を代表するピザ職人が開発した商品で、三陸常磐ものの魅力を発信する。

 被災地の農水産物の地元での消費拡大に向け展開するキャンペーンの一環。マルトと日本ナポリピッツァ職人協会副会長の大坪善久さん(51)=会津若松市出身=と共同開発した。

 ピザのうち、「福島プリマヴェーラ」は常磐もののシラウオやアオサノリ、県産長ネギ、ちからにんにく、「常磐ものカラマーロ」はヤリイカや本県、茨城県の季節野菜などを使用。いずれも1728円。このほか、本県や茨城県産の農産物を使用したピザ2種(1296円)も販売する。

 いわき市で開かれた発表会では、大坪さんが「地元のために何かがしたいと考えていた。多くの人に味わってほしい」と訴えた。岩田和親経産副大臣、マルトの安島浩社長らが試食し、おいしさをPRした。商品はいわき市のマルト平尼子店で週5回程度、限定販売する。販売日は同社ホームページで確認できる。