イオン、県内店舗で減塩総菜を販売 「健康食」で福島県と連携

 
ベジチェックで野菜の摂取状況を確認する来店者=福島市・イオン福島店

 イオン東北は、福島県内のイオンなどで県と連携した「健康食」の取り組みを始めた。計16店舗で塩分に配慮した総菜を販売しているほか、一部店舗には野菜の摂取状況を確認できる機器を設置している。

 同社は東北各県との連携で、健康的な食環境づくりを進めている。県内では、県が進める減塩や食事で野菜から先に食べる「ベジ・ファースト」などの取り組みと連携し、今月1日から販売などを開始した。

 福島市のイオン福島店では「ベジ・ファーストメニュー」のシールが貼られ、減塩などに配慮した総菜を販売している。食品大手のカゴメなどが開発した、手のひらをセンサーにかざすだけで野菜の摂取状況を確認できる機器「ベジチェック」を店頭に設置。来店者が機器を試しながら、カゴメの社員から食生活の改善などについて助言を受けていた。

 取り組みは28日まで。イオン東北の担当者は「県民の健康課題の解決に一緒に取り組んでいきたい」と話した。