いわきFC、J3昇格へあと勝ち点19目安 自力条件、残り10戦

 

 28日にJ3クラブライセンスの交付が決まった日本フットボールリーグ(JFL)のいわきFC。JFL2季目となる今季は充実した戦いぶりを見せており、J3昇格に向け一歩前進した。

 J3ライセンスは施設や財務など五つの基準で構成される。同クラブがJ3に参入すれば、ホームスタジアムはJヴィレッジスタジアム(広野町)となる。

 11月末に行われるJリーグの理事会では、年間事業収入や債務超過の有無などを基準に入会を審査する。新型コロナウイルス感染症の影響で、試合入場者数の基準は除外された。

 首位のいわきは、現時点で残り10試合で勝ち点を19点積み上げれば自力で成績の条件を突破する。

 同じく昇格を狙うクラブなどとの試合に勝利すれば、さらに突破が早まる可能性がある。

 大倉社長「ありがたい」

 いわきスポーツクラブの大倉智社長(52)は昇格への意気込みを語った。

 ―J3ライセンスの交付を受けた今の気持ちは。
 「『ありがたい』という気持ちでいっぱい。ライセンス交付はホームスタジアムの受け入れなど、行政の協力なしにはなかった」

 ―スタジアムなど、今後整えていきたいものは。
 「先のことは何も考えていない。より多くの人に応援してもらうためにできることに集中している」

 ―今季リーグ戦は残り10戦。意気込みは。
 「積み上げてきたものをやることに尽きる。全力を出し切れば、結果は後から付いてくる」