いわきFC、決勝進出 いわき古河に5-1、天皇杯県代表決定戦
天皇杯出場を懸けた天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権県代表決定戦・第27回県サッカー選手権大会は24日、いわきグリーンフィールド(いわき市)で準決勝が行われ、いわきはいわき古河FCを5―1で退け決勝進出を決めた。
いわきが先制点
【経過】いわきは前半15分、FW有田がクロスに合わせて先制した。同17分後にはMF岩渕が追加点を決め、前半を2―0で折り返した。後半8分に有田、同9分にMF永井が得点し4点差とした。同30分にいわき古河が1点を返したが、いわきがさらに1点を加えて突き放した。
2得点有田、満足せず
大量5得点で快勝して決勝進出を決めたいわきだったが、選手やコーチ陣の表情は浮かなかった。「きれいにプレーしようとし過ぎていた。納得いかないというか、悔しいというか」。村主(すぐり)博正監督の言葉が試合内容を物語っていた。
走力と競り合いでの強さを生かし、縦に速いサッカーが見られなかったからだ。ハーフタイムには、村主監督から「足先だけでプレーするな。自分たちはそこまで上手くない。しっかり強みを出そう」とのげきが飛んだ。
選手たちに"原点回帰"を促した村主監督。直近のリーグ戦と同じ課題だったことが、村主監督の口調を強くさせた。後半には主力への選手交代も含めて改善を図り、相手DFの裏を突く攻撃を何度も仕掛け、3ゴールを奪った。
2ゴール1アシストをあげたFW有田稜は「もっと点が取れた試合だった。次の試合では後半のような戦いをしていきたい」と反省を口にした。(小磯佑輔)