健やかに...願い込めて、縁起物「いわき絵のぼり」作り最盛期

 
色鮮やかな「いわき絵のぼり」の仕上げに取り組む謙一郎さん=いわき市・高橋工房

 端午の節句の縁起物として江戸時代から伝わる「いわき絵のぼり」作りが最盛期を迎えている。いわき市平の高橋工房では、3代目の高橋謙一郎さん(77)と息子の聡一郎さん(44)が絵付け作業に取り組んでいる。

 いわき絵のぼりは縦450センチ、横72センチで力強い輪郭と多彩で立体感のある絵柄が特徴。「八幡太郎勿来の関」などの武将や「金太郎・鯉(こい)の滝登り」などを描いた作品が人気を集めている。謙一郎さんは「子どもたちが元気に育つように願いを込めて描いている」と話す。

 問い合わせは高橋工房(電話0246・23・4077)へ。