酒気帯び疑い教頭逮捕 須賀川一小、送別会帰り3台絡む追突事故

 

 須賀川署は27日午後11時35分ごろ、酒気帯び運転の疑いで、鏡石町中町、須賀川一小教頭の男(50)を現行犯逮捕した。同署によると、男は容疑を認め「(飲酒後に)休んだので大丈夫だと思った」と供述しているという。

 逮捕容疑は、鏡石町鏡沼の国道4号で、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した疑い。

 同署によると、男は職場の送別会の帰りで、信号待ちをしていた乗用車など3台が絡む追突事故を起こした。追突された乗用車を運転していた40代男性が軽傷を負ったという。

 市教委は「情報を確認中」としており、29日に記者会見を開き詳細を説明する。森合義衛市教育長は「誠に遺憾であり、痛恨の極み。皆さまの信頼を裏切り、深くおわび申し上げる」とのコメントを発表した。

 止まらぬ不祥事

 本年度は本県教職員の不祥事が相次ぎ、懲戒処分は20件(前年度比5件増)に上っている。飲酒運転による懲戒処分はなかった。県教委は22日付で、横領などをした教職員4人を懲戒処分としたばかりだった。

 県教委は飲酒運転した教職員について、原則免職とする処分基準を設けている。県教委は「懲戒処分を発表したばかりにもかかわらず、重大事案が発生し、県民に申し訳ない」(職員課)とした。県教委は今後、教職員の研修の方法や効果的な対策を検討していく。