本県の豊かな発酵文化を体験できる「ふくしま発酵マルシェｉｎ土湯温泉」が２７日、福島市の土湯温泉観光交流センター「湯愛舞台」で開幕し、来場者が本県のみそやしょうゆなど発酵、醸造食品の品質の高さや歴史に触れた。２８日まで。

　発酵文化を観光資源に組み込む「発酵ツーリズム」の推進を目的に企画された。発酵食品の販売に加え、本県の発酵文化を発信する「美を醸すふくしまＰＲ大使」を務める俳優でモデルの松井愛莉さん（いわき市出身）と佐藤宏隆副知事のトークショーなどが行われた。

　トークショーで松井さんは、大使就任をきっかけに甘酒が好物になったエピソードを披露。「発酵食品は美容にも健康にも効果がある。大使としてもっと勉強し、福島の発酵文化を発信していく」と語り、お手製のぬか漬けにも挑戦する意欲を示した。東京農大の小泉武夫名誉教授（小野町出身）による発酵講座も開かれた。

　２８日は、日本発酵文化協会上級認定講師の作間由美子さん（伊達市出身）によるトークショーなどが予定されている。時間は午前１１時～午後４時。