2度目のダンス世界一へ 福島出身の一条未悠さん、出場権獲得

 
2度目の世界大会出場を決めた一条さん

 福島市出身のダンサー一条未悠(みゆ)さん(19)=福島東稜高卒=は7月に米国で開かれるダンス大会「Showstopper FINAL(ショーストッパー・ファイナル)」のソロ部門に出場する。4日に東京都で開かれた国内大会で2位となり、出場権を獲得した。一条さんは「プレッシャーに負けずに、自分らしさを発揮したい」と抱負を語る。

 国内大会では19歳以上が対象のソロ・アダルト部門に出場。各部門の上位3人らが世界大会の出場権を得た。一条さんはジャズダンスをメインに、腕をむちのようにしならせて踊る得意技「ワック」を織り交ぜた独自のダンスを披露した。

 大会はビヨンセやセレーナ・ゴメスらを輩出した全米で最も歴史のあるダンス大会として知られている。一条さんはソロシニア部門(15~19歳)で優勝した2022年以来、2度目の挑戦となる。

 現在は東京都に拠点を置き、ダンスレッスンで小学生らに指導する傍ら、練習に取り組む日々を過ごしている。

 「女性らしさを表現しつつ、パワフルなダンスができることが強み。もっと自分の良さを発見して強くなりたい」と2度目の世界一に向けて意気込んだ。