清掃員芸人・滝沢秀一さん「分ければ資源」 郡山のごみ削減へ

 
ごみ減量について講演する滝沢さん

 郡山市は7日、郡山市のけんしん郡山文化センターで「こおりやま環境フォーラム」を開き、市民らがごみの減量について理解を深めた。福島民友新聞社などの後援。

 同市の1人1日当たりのごみ排出量が中核都市の中でワースト1位となっていることから事業者や市民がごみ削減を考えるきっかけとしてもらおうと開催した。午後の部には、お笑い芸人として活動しながら、ごみ清掃員も務めるお笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一さんらが講演した。

 滝沢さんは、同市の1人当たりのごみ排出量が1日当たり1183グラムと全国平均より約300グラム多く、単純計算すると同市1年で全国平均より牛久大仏(4000トン)9個分ほど多くごみを出しているという現状を解説した。

 こうした状況を踏まえ、紙やプラスチックを分別して資源化することや、生ごみを出す際には水気を切るなど、日頃の生活の中でできるごみ出しのポイントを語った。滝沢さんは「分ければ資源、混ぜればごみとなってしまう。一人一人が少しでも分別などに取り組んでいくことで環境は変わる」と訴えた。

 落語家の桂三四郎さんが身近なごみの話の創作落語を披露、午前の部では事業者向けのセミナーが行われた。