「学ぶことで人生変わる」 桜の聖母短大・西内学長が最終講義

 
最終講義を行う西内氏

 本年度で桜の聖母短大学長を退任する西内みなみ氏は10日、福島市の同短大で最終講義を行った。同短大と自身の歩みを振り返り、「学ぶことで人生は変わる。だから生涯学習が大切」と述べた。

 西内氏は「小さくとも教育で輝く短大」と題して、教え子たちとの交流、東日本大震災や新型コロナウイルスへの対応などを思い返した。自己受容と他者受容は比例するとして「自分を愛せないと、他の人を愛せない」と説明。「言葉が人を育てる。1日で一番多く聞くのは自分自身の声なので、自分に対して、どんな言葉を使うかが重要」と語った。

 西内氏は愛知県豊橋市出身。東京女子大文理学部卒、東京大大学院博士課程満期退学。桜の聖母短大教授などを経て、2016年4月から大学長。今年1月に同短大などを運営する学校法人コングレガシオン・ド・ノートルダムの理事長に就任した。