音楽と食でにぎわい、おおくま学園祭 スガシカオさんら出演

 
多くの来場者でにぎわった「おおくま学園祭」

 大熊町の復興交流イベント「おおくま学園祭2024」は17日、同町の大熊インキュベーションセンターで開かれた。音楽家小林武史さんが総合プロデュースし、スガシカオさんやCENT、Amberなどのミュージシャンが出演したステージが人気を集めた。福島民友新聞社などの後援。

 大熊に関わる人や取り組みが、広くつながるイベントとして開かれた。会場には、浜通り内外の人気飲食店のブースが設けられ、食を楽しむ人たちでにぎわった。

 同センターの入居企業によるワークショップなども行われ、来場者はさまざまな企画に参加しながら、地域再生が進む大熊の雰囲気を感じ取っていた。

 使用電力の一部はFCV蓄電活用

 大熊町は、2040年までのゼロカーボン達成を目標に掲げている。おおくま学園祭のステージなどで使用する電力の一部は、燃料電池自動車(FCV)の蓄電機能を生かして供給した。