30期生5人が修了 昭和村「からむし織体験」

 
体験生を修了した30期生の(左から)副島さん、小熊さん、本多さん、福士さん、佐野さん

 昭和村特産のからむし織の生産工程と村の生活を知ってもらう「からむし織体験」30期生の修了会が19日、同村の昭和温泉しらかば荘で開かれた。体験生5人が村で過ごした1年を振り返り、村民への感謝を伝えた。

 30期生はともに東京都の副島加奈子さんと小熊尚子さん、郡山市の本多恵美子さん、秋田市の福士真穂さん、神奈川県の佐野みゆきさん。このうち、小熊さんは体験生修了後もからむし織に挑戦する研修生として村内にとどまる。

 5人はからむし織に使用する糸作りや染色、織り上げなどを体験。1年かけて制作した織物を村内で展示した。5人は修了会で「いろいろなことを体験できて感謝したい」「からむし織を続けたい。体験生制度が続いてほしい」などと思い出や感謝の言葉を語った。

 からむし織研修生の修了式も行われた。本年度修了したのは体験生27期生の川島ゆう紀さん、28期生の吉村菜々子さん、29期生の中野美沙さんの3人だった。