沿線活性化、思いつなぐ 只見線応援「リレーマラソン」初開催

 
ゴールするランナーたち。たすきを胸に地域活性化への思いをつないだ

 豪雨災害から復旧し、全線再開通したJR只見線を応援しようと、各駅でたすきをつなぐ「リレーマラソン」が3月30日、只見線沿線で開かれた。ランナーが走りながら、地域活性化の思いをつないだ。

 只見、金山両町の住民有志が初めて企画した。ランナーが沿線の景色を楽しみながら地域の魅力を再発見し、「マイレール意識」を高めることを目的に開催した。

 コースは只見駅から会津若松駅までの28駅27区間(約102.5キロ)で、38人のランナーが参加した。ランナーは思い思いのペースで走り、所々の駅では、地域住民が出迎えて声援を送った。

 リレーマラソン事務局の目黒英樹さん(53)は「みんなが一つの目標に向かって団結し、只見線活性化の思いを運ぶことができた。今後も企画を続けていきたい」と話した。