尾崎医師「松田妙子賞」 医師不足解決目指し活動

 
松田妙子賞を受賞した尾崎医師

 ときわ会常磐病院(いわき市)の乳腺甲状腺外科部長尾崎章彦医師(39)は、生涯学習開発財団の「松田妙子賞」を受賞した。尾崎医師は「医療者の立場から地域課題に取り組むことはやりがいがある。受賞は大変光栄なことだ」と話している。

 松田妙子賞は生涯学習にに関する独創的な活動に取り組む個人などへ贈られており、これまで福島医大の坪倉正治教授らが受賞している。尾崎医師は地域の医師不足解決を目指して同病院で研修医教育に携わるほか、外国出身医師の教育や交流、将来の担い手育成へ地元中高生との交流を行っていることが認められた。表彰式は2月に都内で行われた。

 尾崎医師は会津若松市や南相馬市などでの勤務経験から地域課題への関心が高まったといい「今後は病院外のさまざまな団体などとの交流を深めながら新しい取り組みを続けたい」と話している。