NIE全国大会参加へ 県推進協、来月松山で意見交換

 

 教育現場で新聞を活用する「NIE(教育に新聞を)」の普及に取り組む県内の地方紙や全国紙などでつくる県NIE推進協議会は21日、福島市で総会を開き、NIE全国大会への参加などを盛り込んだ本年度の活動計画を承認した。全国大会は8月に松山市で開かれ、全国の教育、新聞関係者らが意見交換する。

 総会ではこのほか、芳賀小(郡山市)など県内の小中学校、高校の計12校を本年度の実践指定校にしたと報告された。

 総会の冒頭、鎌田喜之代表幹事(福島民報社取締役販売担当)が「子どもたちが学びやすい環境をつくりたい」とあいさつした。県教委の川井孝寿義務教育課長が「新聞を活用した教育活動が進むように取り組んでいく」と述べた。

 同協議会は福島民友新聞社をはじめ県内の地方紙、全国紙など計8社と県教委、通信社2社などで組織している。毎年、NIE実践指定校に各紙を提供したり、記者を派遣したりする取り組みも展開している。