ボンズ、越谷に敗れPO進出逃す シュートミスや守備の乱れで失点

 
【福島―越谷】第3Q、シュートを放つ福島のアイバナーカス=あいづ総合体育館

 バスケットボールBリーグ2部(B2)東地区の福島ファイヤーボンズは6日、ホームのあいづ総合体育館で同地区の越谷アルファーズに94―101で敗れ、3年連続のプレーオフ(PO)進出を逃した。通算成績は21勝34敗で、順位は東地区7チーム中5位。福島は次戦の7日、ホームのあいづ総合体育館で越谷と対戦する。午後1時半開始予定。

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 【経過】福島は第2Q序盤にアイバナーカスや菅野を中心に攻撃し、一時は1点をリード。しかし、その後はシュートミスや守備の乱れが続き、一気に大量失点を許した。第3、第4Qはエチェニケらがゴール下からの力強いシュートで反撃を図ったが、序盤についた点差を覆せなかった。

 第2Q、リード後に暗転

 同一Q内に一気に許した大量失点が最後まで重くのしかかった。今季の福島を象徴するような試合展開で、PO進出争いからの脱落が決まった。自己最多の37得点を挙げ奮闘したラポラス・アイバナーカスは「(越谷に)シュートを次々と決められた。チームとして勝ちたかった」と唇をかんだ。

 勝負の分かれ目は、第2Q。互いにハイペースで得点を重ね、アイバナーカスのフックショットや菅野翔太(二本松市出身)の3点シュートなどで38―37と一時的にリードした。しかし、3分が経過したあたりで越谷にペースを奪われた。

 40―40と同点に追いつかれた後、福島はシュートミスが増加。細かく選手交代を行い相手の流れを止めようとしたが、連続失点で一気に突き放された。「やりたいようにやられてしまった」。菅野が振り返るように、第3Q以降も相手の圧に押され、最終的に100点ゲームを献上した。

 PO進出は逃したが、今季はまだ5試合を残す。アイバナーカスは「気持ちを切り替えて、明日も得点を決めたい」、菅野は「残りの試合はブースターに感動を与えたい」と前を向いた。(桜井駿太)

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