只見・ねっかの2銘柄「金賞」 アジア最大級品評会・焼酎部門

 
金賞を受賞した「奥会津ねっか」(右)と「ばがねっか」

 アジア最大級の蒸留酒の品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2023」の焼酎部門で、本県からは米焼酎製造販売「ねっか」(只見町)の「奥会津ねっか」と「ばがねっか」が最高金賞に次ぐ金賞を受賞したほか、奥久慈塙蒸留所(塙町)の「水毬(みずまり)」が銀賞に選ばれた。

 実行委員会が17日、発表した。焼酎部門には274点の出品があった。ねっかは4年連続の金賞受賞。代表社員の脇坂斉弘さん(48)は「おいしさの安定感を示すことができた。次は最高金賞を目指したい」と語った。奥会津ねっかは、木だるで熟成し、吟醸香とコメのうまみを引き出しているのが特徴。ばがねっかは、香り高く爽やかな味わいを楽しむことができるという。

 初出品で銀賞に選ばれた奥久慈塙蒸留所の社長の神永英保さん(38)は「貴重な賞をいただけて光栄」と喜んだ。同蒸留所は2021年12月に設立され、昨年7月から町内産の大麦を使った麦焼酎「水毬」の販売を始めたばかりだ。神永さんは「今回の受賞が多くの人に知ってもらえる機会になれば」と話した。