「楢葉の干し芋」15日発売 特産品開発センター・商品化第1号

 
5種類のパッケージで販売される楢葉町産の紅はるかを加工した干し芋

 楢葉町の特産品開発センターで町産のサツマイモを加工した干し芋が出来上がり、通年販売が始まる。復興と地域活性化を目指し、農産物の6次産業化を推進する同センターの開発商品第1号。15日から町内3店舗で販売し、将来的に県内全域での取り扱いを目指す。

 同町は新たな特産品としてサツマイモの栽培に力を入れており、現在45人のサツマイモ農家が約17ヘクタールの畑で生産に携わる。干し芋の原材料となる「紅はるか」はねっとりとした食感と高い糖度が特徴。乾燥し熟成させることで、香ばしさや甘さがより際立つという。

 干し芋の価格は120グラム入りで440円。パッケージデザインは全5種類で、町が6次産業化アドバイザーに委嘱した東京のデザイナーが手がけた。幅広い世代に手に取ってもらえるよう、表面にサツマイモのイラストをあしらった。7月中旬からは1~2キロサイズの箱売りの販売も開始する。

 干し芋は町内の道の駅ならはや、町サイクリングターミナル、ブイチェーンネモトで取り扱う。初日は午前9時からブイチェーンネモトで販売PRを行い、購入者に焼き芋をサービスする。