キリンビールは２７日、仙台工場（仙台市）の操業開始１００周年を記念し、東北６県で「キリン一番搾り　仙台工場１００周年デザイン缶」を発売する。

　仙台工場は１９２３年、同市にあった別会社の工場・施設を引き継ぎ、ビールの仕込みを開始。８３年に現工場に移転した。東日本大震災の津波で被災したが、半年後に操業を再開した。

　デザイン缶には「ありがとう　東北とともに次の１００年へ」と感謝のメッセージが記されている。３５０ミリリットルの６缶パック仕様を数量限定、オープン価格で販売する。

　大類充敬東北支社南東北支店長は「引き続き、多くの方に愛される工場でありたい」と述べた。

　工場招待券や名産品当たるキャンペーン

　デザイン缶の発売に合わせ、キリン一番搾りの購入者を対象に仙台工場への特別招待券や東北の名産品が当たるキャンペーンを実施する。２６日～７月３０日に、対象店舗でデザイン缶を含む「キリン一番搾り生ビール」を購入し、２千円以上のレシートを１口として専用サイトから応募する。問い合わせはフリーダイヤル０１２０・９９３・７６７。