いわきFC、将来J1昇格に意欲「一緒に」 市にJ3優勝報告

サッカーJ3で優勝し、来季からJ2に昇格するいわきFCは30日、いわき市に優勝などを報告した。チームを運営するいわきスポーツクラブの大倉智社長は地元の支援に感謝した上で「J1ライセンス取得を目指しており一緒に取り組んでほしい」と、来季以降のトップリーグ昇格に意欲を見せた。
同市のアリオスで行われた報告会には選手、スタッフら約30人が訪れた。村主(すぐり)博正監督は「来季へのチームづくりを進めている。J2の舞台でもより良いプレーをしたい」とし、山下優人主将は「厳しい戦いが待っているが自分たちらしいサッカーをしたい」と来季に向けて抱負を述べた。
山下主将から全選手のサイン入り公式球を贈呈された内田広之市長は「たくさんの勇気と感動をもらった」とたたえた。同FCは12月1日まで、ほかのホームタウンなど双葉郡の町村を訪問する。
いわきFCが取得を目指すJ1のライセンスは、現行の基準ではスタジアムの収容人数が1万5000人規模(椅子席1万席以上)で、新設または大規模改修の場合には原則として観客席を覆う屋根や、スコアボードに使う大型映像装置の設置が必要などの条件がある。
4日にパレード
いわきFCの優勝報告と昇格記念パレードは4日正午から、いわき駅前大通りで行われる。同市の75団体で組織する「スポーツによる人・まちづくり推進協議会」の主催、福島民友新聞社の共催、同市、いわき商工会議所の後援。問い合わせは同協議会(電話0246・25・9151、平日のみ)へ。
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