いわき信組が「いわきFC応援口座」 融資額の一定割合寄付へ

 
会見に出席した(左から)大倉社長、本多理事長、加藤社長

 いわき信用組合は20日から、利用者に融資した金額の一定割合分をいわきFCに寄付する、自動貸越機能付きの預金口座「いわきFC応援口座」の取り扱いを始める。

 いわきFCを運営するいわきスポーツクラブ(SC)とパートナー契約を結ぶ同信組、信用保証業のMG保証(東京都)の3者の連携で実現した。

 自動貸越機能は、電気料金や携帯電話代などの引き落とし日に口座残高が不足している場合、設定した限度額まで自動融資される仕組み。一定期間に利用者へ融資した総額の平均の1%分を同信組とMG保証が折半し寄付に充てる。

 取り扱い開始に先立ち15日、いわき市で記者会見が行われ、同SCの大倉智社長、同信組の本多洋八理事長、MG保証を傘下に持つMerryGate(メリーゲート)ホールディングス(東京都)の加藤裕史社長が出席した。本多理事長は「暮らしに密着した決済を安心、安全にすることで、結果的にいわきFCの応援につながれば良い」、大倉社長は「クラブをハブに地域を幸せにできる商品。地域の人の暮らしが改善できれば良い」と語った。

 口座開設の申し込みは18日から。自動貸越機能の使用用途は自由。限度額は10万、20万、30万、50万、100万円の5種類。詳しくはいわき信用組合のホームページから。