二本松の旅館でノロウイルス...男女16人が食中毒

 

 県は27日、二本松市の旅館「鏡が池碧山亭(へきざんてい)」で20日の夕食と21日の朝食に提供された料理を食べた11~81歳の県内外の男女16人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、調査の結果、食中毒だったと発表した。県はノロウイルスが原因と断定し、旅館を27日から3日間の営業停止処分とした。

 県によると、22日に県北保健所管内の医療機関から「20日から宿泊した複数人が嘔吐や下痢などの消化器系症状を呈している」と連絡があった。調査したところ、調理担当者らからノロウイルスが検出された。16人のうち5人が通院しているが、快方に向かっているという。旅館ではすしや枝豆など多くの品が主にビュッフェ形式で提供された。