大林素子さん「逆境を力に」 夢テーマに講演、つらい経験原動力

 
「つらい経験は大きな原動力になった」と語る大林さん

 元バレーボール女子日本代表の大林素子さん(56)は26日、福島市で講演し、「マイ・ドリーム」をテーマに逆境を力に変えることの大切さを伝えた。

 大林さんは、福島法人会主催の新春公開講演会で講師を務めた。バレーボールを始めたきっかけについては「小学生の時に身長が高いことでいじめに遭い『周囲を見返してやろう』との思いからだった」と振り返った。

 その上で、21歳でソウル五輪代表に選ばれた際のエピソードを紹介。「自分をいじめていた同級生からサインを求められた。その同級生はファンクラブの会員第1号になってくれて自信が付いた」とし、「つらい経験は夢をかなえる大きな原動力になった」と語った。

 また大林さんは、歴史好きから会津若松市にアパートを借り、東京都とゼネラルマネジャーを務めるバレーボールのクラブチームがある浜松市との「3拠点生活」を送る現在についても語った。