大熊から能登へ 届け歌声...復興の願い、音大生らがコンサート

 
会場と一体となった歌声を響かせた心に花を咲かせよう合唱団のコンサート

 東京都内の音大生らでつくる「心に花を咲かせよう合唱団」のコンサートは16日、大熊町の学び舎(や)ゆめの森で行われた。能登半島地震からの復興への願いを込めたコンサートとし、会場で募金を募った。集まった浄財は、被災者支援に取り組んでいる富山県のボランティア団体に届けられる。

 心に花を咲かせよう合唱団は、音大生らが音楽の力で東日本大震災の被災地を元気づけようと2011年12月に結成し、本県や宮城、岩手の被災3県で活動を続けてきた。今回はメンバー約30人が参加し「春の小川」や「幸せなら手をたたこう」などの曲を披露した。

 学び舎ゆめの森の児童生徒やふたば未来学園中・高の有志らとの合同ステージも行われ、会場と一体となった心安らぐ歌声を響かせていた。