市内初の幼保連携こども園に 相馬・みどり幼稚園、開園式ほか
相馬市中村のみどり幼稚園は、市内では初となる幼保連携型認定こども園に移行した。こども園の開園式と、昨年10月に完成した新園舎の落成式が1日、現地で行われた。関係者が地域に根差した教育保育活動に取り組む同園の発展を祈った。
今後は幼稚園と保育所の機能を備えた施設として、職員ら26人で子どもたちを育成する。
新園舎は重量鉄骨造り2階建て、延べ床面積約1778平方メートル。保育室10室のほか、広い遊戯室、シャワー室などを設けた。
旧園舎が耐震性に課題があり、2019年の東日本台風などで浸水被害も受けたことから、安全性を高めようと建設が計画された。
落成式では永井清美理事長が「これからも相馬市の将来を担う子どもたちのため、教育保育専門家として誠心誠意尽力する」とあいさつ。施工を担当した小野中村(同市)の小野貞人社長らに感謝状を贈った。
開園式では園児10人が澄んだ声で園歌を斉唱。永井一也園長が「愛されていると感じ、自己肯定感を育めるよう、一人一人を丁寧に育てる」と幼児教育の充実に向け、気持ちを新たにした。関係者がテープカットで園舎の完成を祝った。
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