福島県内NIE実践校の事例紹介 新聞の社説読み比べなど

 
NIEの実践事例を発表する教諭

 教育の質向上に向けた県教委主催の事業「ふくしま教育創造コンソーシアム」は25日、福島市で開かれ、教育現場で新聞を活用する「NIE(エヌ・アイ・イー)」の県内実践校などが先進事例を発表した。

 本年度の実践校となっている永和小(会津若松市)や岳陽中(福島市)の教諭が発表した。永和小は新聞に触れる時間「NIEタイム」の設定、岳陽中は各紙社説の読み比べなどの取り組みを紹介した。

 同事業は「主体的・対話的で深い学び」を掲げる新学習指導要領が小学校で2020年度、中学校で21年度から全面実施されることを見据えた研修の一環で、県内各地の小、中学校教員らが参加した。小学校の外国語教育や、原発事故の影響で児童、生徒数が減少した自治体の「極少人数教育」などの発表も行われた。