『古関のまち』魅力アップ!マンガや看板、ラッピングバスなど

 
市内の小、中学生らに配布する古関裕而の漫画

 30日放送が始まる福島市出身の作曲家古関裕而と妻金子(きんこ)夫妻がモデルのNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」。同市は放送開始に合わせ、ラッピングバス運行など各種事業を展開して古関を通したまちづくりを進めていく。

 取り組みは、古関夫妻らの写真をあしらったラッピングバス運行のほか、チェンバおおまちでの「エール展」、古関裕而ストリート(福島駅前通り~レンガ通り)への看板やフラッグの設置、古関裕而記念館の一部展示リニューアル、子ども向けの「マンガで読む古関裕而の生涯」の配布など。

 フリーランスを活用した商品開発事業にも取り組む。専門家の助けが必要な観光事業者とマッチングさせ、土産品や観光商品の開発・改良を進める。

 26日に市役所で開かれた定例記者会見で木幡浩市長は「来訪者が福島の魅力に触れ、再訪してもらえるようなおもてなしで取り組む」と語った。