「古関裕而記念館」一部リニューアル!朝ドラ・エール放送開始へ

 
古関裕而記念館に新設された「エール」に関する展示の設置作業=28日

 作曲家古関裕而と妻金子(きんこ)がモデルのNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」の放送開始を控え、福島市入江町の「古関裕而記念館」で28日、展示のリニューアル作業が行われた。29日から鑑賞できる。

 来訪者のおもてなし充実として企画。臨時休館にして作業を行い、2階展示室に古関夫妻の出会いや生涯をまとめ、写真を多く載せた年表を設置した。1階サロンには朝ドラ出演者を紹介するパネルを並べ、主演の窪田正孝さんが来館者に朝ドラ視聴を呼び掛ける特別映像を放映する。

 入館者数は昨年の朝ドラ放送決定以降、前年比の約2倍で推移するなど"エール効果"が出たものの、新型コロナウイルス感染症の影響で約40団体1600人超の予約取り消しがあるなど減少傾向となった。

 市は新年度中に常設展示を全面刷新する予定だ。石川英弥館長(61)は「新型コロナの影響に負けず、古関を生かした地域発展の拠点として取り組みを進めたい」と語った。

 開館時間は午前9時~午後4時30分。入館無料。