朝ドラ・エール、予定より「10話短く」 最終回11月27日放送
NHKは8日、福島市出身の作曲家古関裕而がモデルの連続テレビ小説「エール」を、当初の予定から10話(2週)減らした全120話(24週)として11月27日まで放送すると発表した。今月14日から放送を再開する。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で収録や放送が中断していたため、当初の最終回の9月25日から放送日程を見直した。コロナ禍となって以降、放送回数と終了時期は未定としてきた。毎週土曜日の1週間の振り返りも放送を続け、最終回翌日の11月28日も放送する。
俳優の杉咲花さんが主演を務める次作「おちょやん」は11月30日から放送を始める。全体の放送回数は現段階で未定という。
14日から再開『心待ち』
朝ドラ「エール」の終了時期が決まり、主人公のモデルとなった古関裕而の出身地である福島市の市民らからは放送回数の短縮を残念がる声も出たが、「出演者や撮影陣は最後まで頑張ってほしい」と"エール"を送った。
朝ドラ誘致に尽力した福島商工会議所青年部の西形吉和さん(42)は「話数の短縮は残念だが、エールが打ち切りにならないで良かった」と安堵(あんど)した。最終話まで2カ月以上放送が続くが「最後まで放送を楽しみたい」と話し、制作陣の奮闘を応援している。
福島市の古関裕而記念館に訪れていた埼玉県熊谷市の男性(75)と女性(72)夫婦は「エール」のファン。14日からの放送再開を楽しみにしており、全体として10話短縮されたことに「残念だが、(再放送を含めて)2カ月放送期間が延びて長く楽しめている」と期待を込めた。
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